2000年8月アーカイブ

ウェルカムボードとは?

ウェルカムボードとは、レストランやショップの店頭に「WELCOME」と書かれた小型サインボード、看板の総称です。 例=レストランやショップの店頭に「WELCOME」などと書いてある黒板などのボードを指します。

お店用のウェルカムボード=サインボードですね。

ランチメニューやお勧めメニューなども書かれている場合もあり、「入り口前専用の看板」的な存在。

これに対して結婚式で飾られるウエルカムボードはチョッと趣が違います。

公共施設のウェルカムボード

呼称・名称としてウェルカムボードと謳われている物で公共施設の大規模ディスプレイが挙げられる。

一例として関西国際空港のウェルカムボードを挙げることができよう。

★国際線到着ロビー、南北到着出口前に設置された、103インチプラズマディスプレイ。

この場合には主な用途として顧客向けの『歓迎メッセージ』の放映を目的とした「歓迎メッセージ伝言板」といった役割と定義できそうである。

この他、現在地情報、緊急情報を流すツールとしても活用しているようである。

なお、同サービスでは『海外から到着のお客様へのメッセージを無料で掲載』するとの事で一般ユーザー向けの顧客満足度向上の一環として導入されている模様。

追記:流石は関西の空港だけあってボードをビジネスとしている模様。

『国際線到着階に広告媒体が少ない関西国際空港において、到着旅客にアピールできる貴重な広告媒体です。』として広告を募集している。

広告料金は、1年契約で100万円とのこと。

国内外の空港・ターミナルでしばしば目にする 『歓迎◯◇様 (ご一行様)』 と書かれたスケッチ帳や看板なども広義にはウェルカムボードといえよう。

そう、現地のガイドさんが大きな声で 『◯◇サマ~』 とカタコトで叫ぶときに持っているアレである。

(むしろウェディング用途よりも歴史が長いのでウェルカムボードの原点と表現すべきかもしれない。)

無論、用途としては目印的な要素が主であると容易に推察されるが大抵は歓迎の意を込めたメッセージが添えられていることからウェルカムボードとして定義しても何ら問題なかろう。

ツーリスト業務に欠かせないビジネスボードについてはホテル・結婚式場・旅館にも水平展開されているようだ。

団体客向けの表示板が旅館・ホテル・民宿など宿泊施設のウェルカムボードとして定義できそうである。

黒塗りの板に白文字で書かれた『歓迎 株式会社◯× ご一行様(ご一同様)』ボードは如何なる観点から見てもウェルカムボードであろう。

この表示はいつから採用されたものかは定かではないが相当の歴史を感じずにはいられません。

また、老舗の旅館では、ほぼ間違いなく定番の表示版として定着しているのみならず
ズラッと並んでいる団体客の板を見て『あぁなるほど、かなり繁盛しているのであろう』といった顧客へのアピールボードとしても機能していそうである。

こうして考えるとビジネス用のウェルカムボードそのものが日本の風土や習慣に根付いていると定義できそうである。

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